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2012/11/02

Tokyo Designers Weekにて

昨夜11/1にTokyo Designers Week 2012に行ってきました。3年前に出展のお手伝いをさせていただき、思い返せば「デザインの重要性」を考え始めたのはこの頃のような気がします。

TDWにはナイトチケットというのがあって、18:00からなら\1,500でお得。結構圧巻だったのがNTT Docomoの携帯電話の歴史の展示。昔のデカイ携帯電話から、だんだん自分も持ってた携帯が登場して・・・というのも面白かったのですが、とにかくその数がすごい。見た瞬間、「わぁ」って感じでした。

他にも企業やいろんなクリエーターの展示の他、大学や専門学校の学生による展示もありました。これがまた結構面白い。あまり専門的な知識がなくても、見ただけで直感的に面白いと感じられて、「ああこれがデザインなんだなぁ」と実感できます。たぶんそれでTDWが好きになったんでしょうね。


TDWにはいろんなイベントがあります。私はこの日の、夜のトークショー「茂木健一郎 with Friends Night」にも行ったんですが、そこでこんな話題。


「アートとデザインの違いは?」


・・・私はまず、「デザインはもともと設計で…」と考えました。そこから、デザインとアートの違いって、技術と科学の違いだよなぁと理屈で繋げたんです。まぁそれはそれで納得してるんですが、一方、舞台上で繰り広げられた議論はとても新鮮でした。




「デザインは優等生、アートは問題児」

by スプツニ子さん



何となく理屈に頼りがちなところを、とても感覚的に分かりやすい表現で説明。さすがアーティストです。脱帽



突然話が変わるようですが、市場価値って要するに購買行動が沢山あったってことですよね。で、消費者の購買行動って、機能とかスペックとか価格とか、そういった理屈を丹念に分析してブレイクするというよりは、

「あいつの持ってるアレ、いいね!」

「(店の前で)あ、これなんかいいなぁ」

「あー、困った。何買えばいいんだろ?」

みたいに、その場の感覚的な興味がトリガーになってます。そこからはじっくり分析吟味する人もいれば、さくっと買っちゃう人もいますが、分析吟味って自分への説得作業でしかなくて、買う買わないの意思決定はやっぱり最初の感覚的な興味だと思うわけです。

モノやサービスが機能とかスペックとか価格で表現されてるうちは、それはやっぱり分析的な人、つまりある特定のカテゴリを買うと決めた人への訴求で、それは即ちそのカテゴリでの競争ありきです。でも、


例えばスマホと言えばiPhoneを想像したり、

古くは宅配便と言えばクロネコヤマトの宅急便を、

携帯音楽プレイヤーと言えばSONYのWalkmanを想像したりするように、


自然と自分の生活の中に入り込んで「生活を変える」ようなモノやサービスって、感覚的に受容されてるものだと思うんです。

そして、それが「社会価値を創造する」ということではなかろうか、と。


・・・てな具合で、やっぱり違う価値観に触れるってすごくいいですね。

日ごろの自分を忘れて、真っ白な気持ちとワクワクする好奇心とを持って、少しだけでも新しい世界に飛び出してみるのもいいなぁ、と思ったTokyo Designers Week 2012でした。

皆さんも「アートとデザインの違い」を考えに、TDWへお出かけしてみてはいかがでしょうか? 11/5までやってます。そこには答えはありませんけど、きっと何かが見つかると思いますよ。

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