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2007/01/06

アップルシード

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3DCGをアニメっぽくした挑戦には拍手を送りたいところですが、いかんせん映像としての出来が悪かった。動きがふわふわしててトムとジェリーみたいな昔のアニメっぽいところはまだ許せるとしても、とりわけキャラクターの表情のなさは、少々気持ち悪さすら感じました。

声だけでなくActionとFacialに役者(?)をつけていたようですが、正直Facialはどこも評価できなかったです。

シュレックのメイキングを見ていると、表情を出すのが如何に重要か良く分かります。本当にFacialに何らかの役者をつけてたのなら、どうしてあんなに口角の動きのないキャラになってたんでしょう。

まぁ、アニメってリアルにしようとすればするほど、どうしても物足りなさが出てくるのは仕方ないところでしょうが(おもひでぽろぽろetc.)、それにしたってちょっとアレは・・・ヒトミなんて無表情の人形みたいでしたからねぇ--;;;

 

と、辛口はここまで。ネットで見てると”ストーリーが古い”という批判が多く見られましたけど、これはこれでいいのではないでしょうか。この映画は、古いとすら感じさせるそのコンパクトなまとまりをその後ろにある世界観で広げて楽しむのがオツなのではないかと思います。

ネタバレのつもりはないので、あらかじめ提示されてる世界観へのきっかけを掴むためのヒントをまとめておきます。

 

①冒頭のヨハネ黙示録十二章第四節

 黙示録は一種の預言書みたいなもので、ハルマゲドンとかオーメンで有名な666もこの黙示録から来てます。で、ここだけ読んでも良く分からないかもしれませんが、映画を見てからここを読むと何となく分かるかも知れません。十二章を全部載せます。


 また、大いなるしるしが天に現れた。ひとりの女が太陽を着て、足の下に月を踏み、その頭に十二の星の冠をかぶっていた。

 この女は子を宿しており、産みの苦しみと悩みとのために、泣き叫んでいた。

 また、もう一つのしるしが天に現れた。見よ、大きな、赤い龍がいた。それに七つの頭と十の角とがあり、その頭に七つの冠をかぶっていた。

 その尾は天の星の三分の一を掃き寄せ、それらを地に投げ落した。龍は子を産もうとしている女の前に立ち、生れたなら、その子を食い尽そうとかまえていた。

 女は男の子を産んだが、彼は鉄のつえをもってすべての国民を治めるべき者である。この子は、神のみもとに、その御座のところに、引き上げられた。

 女は荒野へ逃げて行った。そこには、彼女が千二百六十日のあいだ養われるように、神の用意された場所があった。

 さて、天では戦いが起った。ミカエルとその御使たちとが、龍と戦ったのである。龍もその使たちも応戦したが、

 勝てなかった。そして、もはや天には彼らのおる所がなくなった。

 この巨大な龍、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれ、全世界を惑わす年を経たへびは、地に投げ落され、その使たちも、もろともに投げ落された。

 その時わたしは、大きな声が天でこう言うのを聞いた、「今や、われらの神の救と力と国と、神のキリストの権威とは、現れた。われらの兄弟らを訴える者、夜昼われらの神のみまえで彼らを訴える者は、投げ落された。

 兄弟たちは、小羊の血と彼らのあかしの言葉とによって、彼にうち勝ち、死に至るまでもそのいのちを惜しまなかった。

 それゆえに、天とその中に住む者たちよ、大いに喜べ。しかし、地と海よ、おまえたちはわざわいである。悪魔が、自分の時が短いのを知り、激しい怒りをもって、おまえたちのところに下ってきたからである」。

 龍は、自分が地上に投げ落されたと知ると、男子を産んだ女を追いかけた。

 しかし、女は自分の場所である荒野に飛んで行くために、大きなわしの二つの翼を与えられた。そしてそこでへびからのがれて、一年、二年、また、半年の間、養われることになっていた。

 へびは女の後に水を川のように、口から吐き出して、女をおし流そうとした。

 しかし、地は女を助けた。すなわち、地はその口を開いて、龍が口から吐き出した川を飲みほした。

 龍は、女に対して怒りを発し、女の残りの子ら、すなわち、神の戒めを守り、イエスのあかしを持っている者たちに対して、戦いをいどむために、出て行った。

 そして、海の砂の上に立った。


 

②登場人物等の名前

 あまり詳しくない方でも、登場人物や建物などの名前には聞き覚えがあったはずです。そもそも都市名からしてオリュンポス(オリンポス、オリンピックの語源でもあるギリシャ神話で有名なゼウスの神殿があった場所)なように、ギリシャ神話から多く引用されてます。

 調べるのが面倒な方のために、それらをまとめておきました。

ブリアレオス・・・ガイアとウラノスの間に生まれた五十頭百手の巨人3兄弟(他の二人も登場!?)の一人。苗字(?)にも意味があったりして。

アテナ・・・オリンポス十二神の一柱で知識・工芸の女神、芸術と戦いの女神、勇者の守り神。ローマ神話ではミネルバ。

ニケ・・・勝利の女神でアテナの随神。ローマ神話ではビクトリア。ナイキの社名の由来でもある。

ウラノス・・・天空の神(天王星はここから取られた)。ガイアの怒りをかって、ガイアとの末子のクロノスに男性のシンボルを切られてしまったのでガイア(大地)との繋がりを失い、天に追放されて天空の神になったとか。

ハデス・・・冥府の神。ローマ神話ではプルート(Pluto、冥王星はここから取られた)。

ガイア・・・大地母神、ウラノスの母でもある。

 他にもいろいろありますが、ギリシャ神話ではないデュオンやヒトミ(人美)なども何かあるのかも知れませんね。

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